シルバーウィークに予定していた2泊3日の帰省が、直前でなくなった。
ぽっかり空いた連休。しかも予報は雨。台風シーズンの9月らしい、しっかりした大雨である。1歳7ヶ月の息子を連れて、どこへ行けばいいのか。
結論から書くと、千葉県市川市のニッケコルトンプラザに行って、家を出てから帰るまで一切雨に触れず、雨を意識することすらなく1日を過ごせた。鍵は「どこに車を停めるか」だった。
同じように、雨の休日に小さい子どもの行き先で困っている人の参考になればと思い、記録しておく。
行き先を決めるまで
最初は、キャンセルで空いた宿を拾って旅行に切り替えることも考えた。ただ、連休ど真ん中で安くはないし、雨の中で1歳児を連れて2泊するのは間が持たない。結局は近場のショッピングモールに落ち着いた。
候補に挙がったのは次の2つ。
- ららぽーと新三郷:トーマスタウンがあり、電車好きな子には強い
- ニッケコルトンプラザ:4階に大型の屋内遊び場「ピュアハートキッズランド」がある
決め手は、キッズランドに0〜24ヶ月専用の「ベビーパーク」があること。1歳7ヶ月だと、大きい子が走り回る中に放り込むのはまだ怖い。月齢で区切られたエリアがあるのは、この時期の親にとってかなり大きい。
東側に停めたら、エレベーター1本で全部そろっていた
コルトンプラザの駐車場は全部で2,500台あり、場所がいくつかに分かれている。雨の日なので、屋根があって建物に直結している場所を狙って早めに出発した。
停めたのは東側。これが当たりだった。
東側のエレベーターに乗ると、こうなっている。
- 4階:ピュアハートキッズランド(息子が遊ぶ場所)
- 3階:子ども用品の売り場
- 2階:バーガーキング(私の好物)と、スターバックス(妻の好物)
つまり、エレベーターの上下だけで家族3人の用事が全部済む。広いモールを端から端まで歩く必要がない。ベビーカーを押して人混みを縫って歩くのは、それだけで体力を削られるので、これは本当に助かった。
車を降りてから店内まで、屋外を歩く区間はゼロ。外が大雨だということを、途中から完全に忘れていた。
なお、キッズランドを利用すると駐車場が6時間無料になる(公式サイトにも記載あり)。通常の買い物サービスは3,000円以上の購入で3時間無料なので、倍の時間が付く計算になる。遊んで、食べて、買い物をしても十分に収まる。曜日や条件で変わる可能性もあるので、受付で駐車券を出すときに確認しておくと安心だ。
ピュアハートキッズランドの基本情報
初めて使う人が戸惑いそうな点をまとめておく。
会員制だが、身構える必要はない
「会員制」と聞いて一瞬ひるんだが、実態は年会費330円の会員証を初回に作るだけ。家族で1枚あればいい。月額費用などはない。発行には保護者の本人確認書類(運転免許証など)が必要になる。
0歳・1歳は無料
これはありがたい。歩き始めた頃から有料になる遊び場が多い中で、1歳まで無料というのは珍しい。大人は1人ずつ入場料がかかる。
プランは大きく2種類ある。
- フリープラン:時間制限なしの遊び放題。途中で外に出て、また戻ることもできる
- ベーシックプラン:最初の1時間+延長ごとに加算される時間制
1時間だけで切り上げるならベーシックが安いが、1時間半〜2時間遊ぶなら差は小さくなる。昼食でいったん抜けて戻りたいなら、フリープランが向いている。料金は平日と休日で異なるので、最新の金額は公式サイトか受付で確認してほしい。
母子手帳を忘れた話
無料の対象であることを確認するため、子どもの年齢がわかるもの(母子手帳や保険証など)の提示が原則必要になる。
……のだが、我が家は母子手帳を忘れた。
受付で正直に伝えたところ、書類にサインをすることで対応してもらえた。ただし、あくまで原則は提示が必要とのこと。次からは忘れずに持っていく。これから行く人は、母子手帳か保険証を前日のうちにカバンへ入れておくことをすすめる。
館内の設備
ふわふわ遊具、ボールプール、白い砂の砂場、乗り物コーナー、ままごとができるエリアなどがあり、ほとんどが親子一緒に遊べる作りになっている。館内にカフェテリアもあって、キッズ用のカレーやお子様ランチが用意されている。おむつ交換台、授乳室、調乳用の設備もそろっているので、乳幼児連れで困ることはまずない。
ボールプールは壁も床もクッション材で囲われていて、転んでも痛くない。1歳児がひとりで座っていられる深さなので、親は縁に腰かけて見ていられる。
営業時間は10:00〜19:00(最終受付18:30)。
食事の選択肢
3階にはフードコート「フードテラス」があり、丸亀製麺、リンガーハット、すき家、花月嵐、ペッパーランチ、牛角焼肉食堂、サブウェイ、銀だこなどが入っている。土日祝は10時から開いている。
1歳半の子どもに食べさせるなら、丸亀製麺のうどんが無難だと思う。釜揚げかかけうどんを頼んで、麺だけ取り分ける。つゆは塩分が濃いので控えめに。麺が長くてコシがあるので、麺カッターかキッチンバサミを持っていくと楽になる。
ちなみに牛角焼肉食堂は、自分で焼くスタイルではない。店の鉄板で焼いたものが定食や丼で出てくるので、フードコートでも煙や火の心配はない。
バーガーキングはフードテラスの中ではなく、2階の独立店舗。席数も多い。2026年6月にリニューアルしたばかりで、きれいだった。そもそも我が家がコルトンプラザを知っていたのは、葛飾区から車で行けるバーガーチェーン入りの複合施設を距離順にまとめたときに、バーガーキングのある施設として拾っていたからだ。あのときは食事の観点でしか見ていなかったが、雨の日の子連れという別の用途でも効いてきた。
キッズランド内のカフェテリア
遊び場を出ずに食べられるのが、キッズランド内のカフェテリア。我が家が頼んだのは唐揚げ定食と、トマトとモッツァレラのパスタだった。
遊び場の中で完結するので、上着やベビーカーをまとめて移動させる手間がない。子どもが遊びに戻りたがったときも、席からすぐ戻せる。
ただ、裏を返すとこれは「キッズランドに縛られた」結果でもある。本当は昼にバーガーキングを食べるつもりだった。子どもが遊びに集中している時間を中断させてまで2階へ降りる判断ができず、昼食は遊び場の中で済ませることになった。子連れの外食は、店の選択肢より子どもの機嫌のほうが強い。
食べ損ねた分はテイクアウトで回収する
昼に行けなかったバーガーキングは、帰りにマッシュルームワッパージュニアをテイクアウトして持ち帰った。夜に温め直して食べたが、十分にうまかった。ワッパーは直火焼きのパティなので、レンジで温め直しても香りが飛びきらない。
同じ流れで、ビアードパパのクッキーシュー(カスタードクリーム)も買って帰った。遊び場から出られなくても、帰り際の数分で寄れば当日中に食べられる。「行けなかった店は持ち帰る」で、だいたいの心残りは解消できる。
雨の日に行く人へのまとめ
- 駐車場は屋根付きで建物直結の場所を狙う。雨の日は屋根のある場所から埋まるので、開店の30分前には着いておきたい
- キッズランドが目的なら東側が便利。4階・3階・2階がエレベーター1本でつながる
- キッズランド利用で駐車場は6時間無料。駐車券を受付に忘れず持っていく
- 持ち物は、保護者の本人確認書類、子どもの年齢がわかるもの(母子手帳か保険証)、子どもの靴下、着替え、麺カッター
- 昼食は11時台に動くと、フードテラスの席が取りやすい
- 帰りは昼寝の時間に合わせて車に乗せる。渋滞しても、子どもが寝ているならむしろ好都合
- 遊び場に入ると昼食で抜けにくい。食べたい店があるなら、先に食べるかテイクアウトで持ち帰る
おわりに
帰省がなくなった時点では、正直なところ「この連休どうしよう」と途方に暮れていた。外は大雨で、息子は体力を持て余している。
それが、終わってみれば素晴らしい1日になった。遠くへ行かなくても、泊まらなくても、車で30分ほどの場所で家族3人がそれぞれ満足して帰ってこられた。息子は遊び、私はバーガーキングを(夜に、家で)食べ、妻はスタバを飲んだ。そして誰も濡れなかった。
小さい子どもがいる家庭にとって、「雨でも成立する行き先」をひとつ持っておくことの価値は大きい。我が家にとっては、コルトンプラザの東側がそれになった。