最近リリースされたGoogleのAI駆動型開発環境「Antigravity」を使っていたところ、ある日突然、チャットにメッセージを送ってもAIエージェントが全く返答してくれなくなる現象に遭遇しました。
エラーメッセージも出ずにただ沈黙してしまうため少し焦りましたが、原因が分かり無事に直すことができたので、備忘録として残しておきます。
症状
- Antigravityのチャットにメッセージを送信しても無反応。
- ずっと読み込み中になるか、完全に沈黙する。
- 右下のコンソールなどにも特に目立ったエラーが出ない。
原因:Claude Code等による .git/config の変更
結論から言うと、プロジェクト直下にある .git/config ファイルに書き込まれていた特定の設定が原因でした。
同じプロジェクトで「Claude Code」などの別のAIツールを使っていると、そのツールの仕様によって自動的に以下の2行が .git/config に追記されることがあります。
[extensions]
worktreeConfig = true
これはGitの「ワークツリーごとに個別の設定を持たせる」ための機能なのですが、現在のAntigravityはどうやらこの拡張仕様をうまくパースできないようです。そのため、この設定を見つけると内部で処理が止まってしまい、結果としてチャット機能全体がフリーズしてしまっていたようです。
解決方法
直す手順はとても簡単です。
- プロジェクトの
.gitフォルダ(隠しフォルダ)内にあるconfigファイルをエディタで開く。 - 上記の
[extensions]とworktreeConfig = trueの行を見つけて、削除して保存する。 - Antigravityを再起動する。
これで無事にチャットが動くようになりました。
複数のワークツリーで別々のGit設定を使い分けるような特殊な環境を意図的に作っていない限り、この2行を消しても普段の開発やコミット作業に影響はありません。
Antigravityのエージェントがいきなり沈黙して困っている方は、一度 .git/config の中身を確認してみてください。