「メールの管理、もっとシンプルで速くならないか?」
個人開発やブログ運営をしていると、プロジェクトごとにドメインが増え、それに伴ってメールアドレスも増えていきます。Gmailなどの無料サービスも便利ですが、アカウントをいちいち切り替えたり、広告やプロモーションメールに埋もれたりして、日々の「地味なタイムロス」にストレスを感じている人も多いのではないでしょうか。

今回は、効率とスピードを愛し、複数ドメインを運用するすべての人におすすめしたい「Fastmail(ファストメール)」という有料メールサービスを紹介します。

Fastmailとは?「プライバシー」と「スピード」に全振りしたサービス

Fastmailは、オーストラリアの企業が独立して運営する老舗のメールサービスです。
最大の特徴は「無料プランがない完全有料サービス」であること。ユーザーのデータをスキャンして広告を出すというビジネスモデルを放棄しているため、画面内には一切の広告がなく、トラッキングもされません。

「わざわざメールにお金を払うの?」と思うかもしれませんが、特に以下のような環境で作業をしている人にとっては、月額数ドルのコストを余裕で回収できるほどのメリットがあります。

なぜFastmailが刺さるのか?3つの強烈なメリット

1. 複数ドメインの「一元管理」が神がかって優秀

これがFastmailを導入する最大の理由です。
たとえば、ブログ用、Webツール用など複数の .dev ドメインを所有している場合、それらをすべて1つのFastmailアカウントに紐づけることができます。(最大100ドメインまで追加可能です!)

別々のドメイン宛てに来たメールも、1つの洗練された受信トレイでまとめて確認可能。さらに返信時には、自動的に「受信したときのアドレス」が送信元として選択されるため、アカウントを切り替える手間も、誤爆のリスクもありません。

また、「キャッチオール機能」を使えば、 [任意の文字列]@自分のドメイン 宛てのメールをすべて受信できます。サービスごとにアドレスを分けるといった運用が、息をするように簡単にできます。

2. Macでも、Androidでも、iPadでも「爆速」

FastmailのUIは徹底的に無駄が省かれています。
ブラウザ版はもちろん、モバイルアプリも信じられないほど軽量です。メインのMacでガッツリ作業している時も、手元のスマホでサクッと確認したい時も、iPadで寝転がりながら処理する時も、すべてのデバイスで同期が一瞬で完了し、検索も爆速です。

ショートカットキーも充実しているため、キーボードから手を離さずに大量のメールを「処理」していく快感は、一度味わうと元には戻れません。

3. API(JMAP)対応など、デベロッパーフレンドリーな設計

Fastmailは、次世代のメール標準プロトコルである「JMAP」の開発をリードしていることでも知られています。
単なるメールボックスにとどまらず、自作のプログラムやスクリプトからAPIを叩いてメールを自動送信したり、受信をトリガーにして別の処理を走らせたりと、ハックする余地が残されている点も技術者心をくすぐります。

「お金を払う価値」はあるのか?

Fastmailは、独自ドメインを利用する場合、 Individualプラン(月額$6〜)などの契約が必要です。(※全プランにクレジットカード不要の30日間無料トライアルが付属しています)

ただ、フルリモートでの作業や、限られた時間で副業・個人開発を進める上で、「ツールが重い」「管理が面倒」といったノイズは極力排除すべきです。
Fastmailはメール管理にかかる時間と頭の使い方を劇的に変えてくれる。月額数ドルでこれだけ思考のノイズが減るなら、十分すぎるほどペイする。

まとめ

複数ドメインをメール管理している個人開発者やブロガーには、試してみる価値のある選択肢だと思う。30日間無料トライアルもあるので、気になるなら触ってみるのが早い。