「たくさん勉強して、いい会社に入る」

親や先生から耳にタコができるほど聞かされる言葉ですが、私の経験から言わせてもらうと、興味のない仕事なら何の意味もありません。

今回は、私が血を吐くような努力をして上場企業に入り、そしてたった1年で辞めてしまった体験から、「本当にやりたい仕事、あるいは少しでも興味のある仕事に就くべき理由」をお話しします。

エリートコースからの転落。ストレスで吐き続けた1年間

私はかつて、ものすごい過酷な勉強をして、誰もが知るようなとても凄い上場企業に入社しました。
いわゆる「勝ち組」の切符を手に入れたはずでした。

しかし、結果はどうだったか?
たった1年で退職しました。

理由はシンプルです。「好きな仕事ではなかったから」。
毎日が本当に辛くて、生きていること自体が苦痛でした。
ストレスで吐き気を催し、心身ともに限界を迎えるような大変な毎日でした。
「安定している上場企業」という肩書きは、私の心を守ってはくれませんでした。

「仕事なんて金さえ稼げればいい」という学生時代の罠

なぜそんな会社を選んでしまったのか。
大人になるのが嫌だった私は、学校選びや進路決定を適当に済ませていました。

中学生や高校生の頃って、「将来やりたい仕事」なんて明確にありますか?
正直、当時の私のやりたいことなんて「ゲーム」一択でした。

「お金さえ入ってゲームができれば、それでいい」
「だから仕事のやりがいなんて何でもいい」

本気でそう思っていました。
しかし、いざ「安定しているから」「お金が入ってくるから」という理由だけでやりたくない仕事に就いた時、**「自分は何のために生きているんだろう?」**と、完全に迷子になってしまったのです。

お金を持つと「やりたいこと」は変わる

さらに、社会人になってお金を稼ぐようになると、残酷な(そして面白い)真実に行き当たります。

お金が入ってくると、人は変わるんです。

学生時代は「ゲームさえあればいい」と思っていましたが、お金を持つと趣味も変わります。
昔は乗れなかったバイクや車に乗れるようになると、その魅力に取り憑かれました。
一度その楽しさを知ってしまうと、あんなに熱中していたゲームも「なんだか子供の遊びだな」と思うようになり、すっかりやらなくなってしまいました。

だからこそ、「今はゲームができればいいから、金が稼げるなら仕事は何でもいい」と思っていると、価値観が変わった後に激しく後悔することになります。

「どうせやるならマシな仕事」が人生を好転させた

今の私は、大好きな仕事をしています。
あの辛かった上場企業時代を思い返せば、特に後悔はありません。
「どうせ仕事をするなら、せめてマシな仕事がしたい」と舵を切った自分を褒めたいです。

ただ、一つだけ思うことがあります。
もし、最初から自分の好きな仕事を目指して勉強し、そういう専門の学校に主体的に進んでいれば、もっと専門的な知識を持って、より良い環境で働けていたかもしれない、と。
私が今の仕事を「やりたい」と心から思えたのは、皮肉にも大人になってからでした。

まとめ:全く興味がない仕事は「絶対に」楽しくならない

これから進路を選ぶ人、仕事を選ぶ人に伝えたいのは、**「ゲームもやるけど、仕事はどうせならちょっとでも好きなものをやる」**というスタンスで将来を見てほしいということです。

どんな仕事だって、最初はつまらないものです。
でも、やっていくうちに面白さを見つけられる瞬間があります。

しかし、それは **「その仕事に少しでも興味があるから」**成立することです。
最初から1ミリも興味がないことを、楽しくやり続けることは **絶対に不可能です。**控えめに言って地獄(クソ)です。

「いい会社」というブランドや「お金」だけで選ぶのではなく、少しでも自分の心が惹かれる道を選んでください。
それが、後悔しない人生への第一歩だと思います。