第1回で、「辞めてほしい」と言われてから退社するまでの6日間を書きました。あれから約1か月。
12月から新しい会社で働くことが決まりました。
退社したのが9月30日、内定の連絡をいただいたのが10月27日なので、退社から27日です。今回は、その1か月の転職活動を振り返ります。
まずは数字から
この1か月の結果です。
- 応募した会社:30社
- 書類選考を通過:13社
- 最終面接:2社(2社とも合格)
- 内定:2社
- 選考の途中で自分から辞退:8社
30社に応募して、半分以上は書類選考で終わりました。早いところだと、応募して3時間ほどで連絡が来たこともあります。正直、最初の1〜2週間は落ちる連絡ばかりで、かなりこたえました。
応募は退社前から始めた
最初の応募は、退社の5日前の9月25日です。退職を告げられた翌日で、辞める前提で会社に条件の要望を出したのと同じ日でした。
第1回で「決めるのは早くていい」と書きましたが、転職活動も同じでした。退社してから動き出していたら、内定はもっと先になっていたと思います。
並行して、保育園のことや健康保険のこともやっていました。このあたりは第3回〜第5回に書いています。求職中の保育園には「3か月」という目安があったので、年内に次の仕事を決めたいという気持ちはずっとありました。第5回に書いたとおり、区に聞いてみたら思っていたより柔軟でしたが、それでも早く決まるに越したことはありません。
書類で落ちても気にしすぎない
書類選考で落ちた理由は、ほとんど教えてもらえません。
最初は「自分の経歴に価値がないのかな」と落ち込みました。でも、途中から考え方を変えました。募集している仕事と少しずれていたり、年収の予算が合わなかったり、会社側の事情も大きいはずです。
落ちた会社のことは引きずらず、次に応募する会社を探す。これをひたすら繰り返しました。
日程の管理はAIに任せた
選考が進むと、面接やカジュアル面談の予定が一気に増えました。多い日は1日に2〜3件。さらに、事前に提出するアンケートや資料の締め切り、ハローワークの説明会、保育園の手続きも重なります。
しかも、子どもの保育園の送り迎えがあるので、面接を入れられるのは平日の10時〜15時くらいだけです。
この数を自分の頭だけで管理するのは無理だと思ったので、Googleカレンダーへの登録や変更はAIにお願いしていました。「この時間は空いている?」「この面接が1時間延びたら次に間に合う?」と聞きながら、針に糸を通すような日程を組んでいきました。
予定を一つも飛ばさずに乗り切れたのは、かなり助けられたと思います。
ほかにもAIに手伝ってもらったこと
日程の管理以外にも、転職活動のあちこちでAIを使いました。
- 経歴の棚卸し:12年分の仕事を、AIに質問されながら思い出して書き出しました。自分では当たり前だと思っていたことが、職務経歴書で強みになると気づけたのは大きかったです。
- 求人探し:「フルリモートかフレックス」「子育てと両立できる」など、自分の条件を伝えて候補を探してもらいました。条件を少しゆるめたときも、すぐに探し直してもらえます。
- 会社研究:面接の前に、事業の内容や従業員数、最近のニュース、決算の数字などの公開情報を短くまとめてもらいました。想定問答は作らず、会社のことだけ頭に入れて面接に臨みました。
- 会社の比べ方:福利厚生や業績を、公開されているデータで並べてもらいました。最後に決めたのは自分ですが、気になる点を整理するのに役立ちました。
- 退職後の手続き:失業手当、健康保険、保育園など、調べることが山ほどありました。制度のしくみをAIに聞いて、最後は区役所やハローワークで確認する、という流れです。保育園と健康保険のことは第3回〜第5回に書いています。
- 気持ちの整理:落ちる連絡が続いたときや、内定を1社に決めるときに、考えていることを話して整理しました。人には言いにくい弱音も、気軽に吐き出せたのは助かりました。
使ってみて思ったのは、AIは「決めてくれる人」ではなく「一緒に考えてくれる人」だということです。応募先も、面接で話すことも、最後にどこに行くかも、決めるのは自分でした。
面接は、自分の言葉で話す
面接の準備では、想定問答を丸暗記するのはやめました。会社の基本的な情報だけ頭に入れて、あとは自分の言葉で話すようにしました。
そのかわり、AIを面接官役にして模擬面接を何度もやりました。やってみると、自分の癖がよくわかります。
- 「まあ」が多い
- 志望理由を聞かれているのに、経歴だけ話して終わってしまう
- 前の会社の話になると、つい本音の不満がにじむ
こういう点を一つずつ直していきました。直したところは、本番でもちゃんと話せた気がします。
最終面接では、仕事の進め方について話したときに「そういう話をする人はなかなかいない」と言っていただけました。準備した答えではなく、普段から考えていたことだったので、とてもうれしかったです。
2社から内定。1社を選ぶのがつらかった
最終的に、2社から内定をいただきました。
1社は、転職活動の中で最初に選考が進んだ会社です。人員整理で前の会社を離れたばかりだった私にとって、最初に次の面接へ進めるという連絡をいただいたときは、涙が出るほどうれしかったのを覚えています。面接の雰囲気もとてもよく、本当に良い会社でした。
もう1社は、転職活動を始めたときから、一番行きたいと思っていた会社です。
どちらか1社しか選べないのが、本当に残念でした。最後は、やりたい仕事に一番近いところで挑戦したいという気持ちで決めました。
もう1社には、感謝の気持ちを正直に書いてお断りの連絡をしました。こういうことは初めてで、ずいぶん悩みました。
振り返って思うこと
- 動き出すのは早い方がいい。辞めると決まったら、その日から準備を始めていい
- 書類で落ちるのは当たり前。数を出して、次に進む
- 面接は自分の言葉で話す。模擬面接で癖を直しておくと、本番で落ち着ける
- 条件の「ここは譲れない」というラインは、先に決めておく。複数の会社から返事が来たときに迷わずに済む
- 断るときは、早めに、誠実に
人員整理を告げられた日は、正直この先どうなるのかまったく見えませんでした。それでも、1か月で次の場所が決まりました。同じような状況にいる人に、少しでも参考になればうれしいです。
これから
入社は12月1日です。
第5回で「内定が出たら就労証明書を追加で出す」のが次の宿題だと書きました。まずはこれを片付けます。共働きで、再就職すると私の収入の方が多くなるので、第4回で妻の健康保険に移した息子の扶養も、私の新しい会社の保険に戻す予定です。国民健康保険の脱退手続きも忘れないようにします。
それ以外の時間は、入社の準備をしつつ、家族との時間も大事にしたいと思います。
この日記は、入社前後のことも、また書いていくつもりです。