家族で月に合計10GBのデータ容量を使う場合、格安SIMの「IIJmio」と「日本通信SIM」のどちらを選べば通信費を安く抑えられるのか、料金プランを徹底比較しました。

特に2回線(夫婦など)で10GBを分け合ったり、それぞれで契約したりする場合の最適な組み合わせと、料金のシミュレーションを解説します。

結論:通話の有無と「光回線」が分かれ目

結論から言うと、最安となる選択肢は「IIJmioひかり(光回線)に加入しているか」「通話をどれくらい使うか」によって以下のように分かれます。

  • IIJmioが最安になる家族: IIJ光に加入しており、通話はLINEなどがメインの家族
  • 日本通信SIMが最安になる家族: 光回線のセット割がなく、お店の予約や仕事などで通常の電話(通話)をよく利用する家族

2回線で合計10GB使う場合の料金シミュレーション

夫婦2人で合計10GB(1人あたり5GB目安)を利用する場合の月額料金を比較します。

パターン1:IIJmioで「データシェア」をする場合

IIJmioは複数の回線間でデータ容量をプレゼントしたり、シェアしたりできる機能が充実しています。5GBプランを2契約し、合計10GBを夫婦で無駄なく分け合う形がスマートです。

項目料金(税込)
1回線目(5GBプラン)990円
2回線目(5GBプラン)990円
通常時の月額合計1,980円
IIJ光セット割(mio割)適用時1,320円

IIJmioの強み: IIJ光に加入している場合、ファミリー全体で毎月660円の割引(mio割)が適用されます。割引後の1,320円という価格は、家族2人で10GB使えるプランとしては業界トップクラスの安さです。

パターン2:日本通信SIMでそれぞれ契約する場合

日本通信SIMにはデータシェア機能がありません。そのため、それぞれが10GB(またはそれ以下)のプランを個別に契約する形になります。 今回は、1回5分かけ放題(または月70分無料通話)が最初からセットになっている人気の「合理的みんなのプラン(10GB)」を軸に計算します。

組み合わせパターン月額合計(税込)
2人とも10GBの場合
(10GB/1,390円 × 2回線)
2,780円
1人が10GB、もう1人が1GBの場合
(10GB/1,390円 + 1GB/290円※)
1,680円

※日本通信の「合理的シンプル290プラン」は1GBで290円、以降1GBごとに220円で上限を設定できるため、片方の使用量が極端に少ない場合はこちらの組み合わせで合計11GBに調整することも可能です。

日本通信SIMの強み: 光回線とのセット割引はありませんが、プラン内に**「5分かけ放題」または「月70分までの無料通話」が標準で含まれている**のが最大の特徴です。

どちらを選ぶべき? 失敗しない選び方の基準

1. IIJmioを選ぶべき家族

  • 自宅のインターネットが「IIJmioひかり」である
  • 通話は基本的にLINEの無料通話で済ませており、通常の電話はほとんど使わない
  • 月によって「妻がたくさん使い、夫はあまり使わない」など、データ使用量に偏りがある(データシェアで無駄をなくせるため)

2. 日本通信SIMを選ぶべき家族

  • IIJmioひかりを利用しておらず、スマホ単体での安さを求めている
  • お店の予約、子供の学校や病院への連絡などで、通常の電話をかける機会が月に何度も補足的に発生する
  • それぞれが独立したデータ容量(1人10GBずつなど)をゆとりを持って使いたい

4つのプランの料金差をグラフで見ると、IIJmioのmio割の強さがひと目で分かります。

2回線・合計10GBの月額料金比較グラフ

まとめ

ファミリーで月10GBの運用を目指す場合、「IIJ光のセット割を適用できるならIIJmio(2人で1,320円)」が最安のルートになります。

一方で、光回線の縛りがなく、日常的な短い通話が多い家庭であれば、通話オプションがコミコミになっている「日本通信SIM」を選んだ方が、通話料による思わぬ出費を防げてトータルの通信費を安く抑えることができます。それぞれのライフスタイルや自宅のネット環境に合わせて、最適な会社を選んでみてください。

(料金は執筆時点・税込です。最新のプラン内容は各社公式サイトをご確認ください)